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こだわり住まい雑記


暮らしの場面で出会うデザインへの思いと日々の印象を徒然に綴っています。
by atelier-com-i
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築100年

この地域にも浄化槽が義務化されるそうで
これを機にツレアイの生家も改築の計画が。
築100年は軽く越えているそうです。

一部増改築と既設の補強をしたいそうですが・・
昨今の建築基準法との兼ね合いで難しいです。
今年一年かけてじっくり検討する事になります。
築100年_b0141878_18255520.jpg

奥に蔵もあります。
ツレアイが子供の頃一度増築した時、工事中はこの蔵で寝起きしたそうです。
でも蔵も大分傷んで来ています。
築100年_b0141878_18261475.jpg

一番手前の建物ではほんの十年程前まで牛を『養って』いました。
親戚の農家では今でも養っています。ちなみに「花子」とか。
築100年_b0141878_18263930.jpg


昔作りの専業農家で玄関から台所にかけて三和土です。
農作業をしながら台所仕事をし、昼食も下足で取れるように。
オクドさんもあります。
お風呂は五右衛門風呂で薪で焚きます。
勿論お手洗いは屋外で汲取。
私たちの結婚の頃、屋内に一カ所お手洗いを増築して下さいました。
(ありがとうございました)

夏は涼しいです。クーラーは有りません。扇風機で十分です。
夕方ヒグラシの鳴く声と夕焼けに赤く染まる山が
何とも言えずしみじみします。

冬は写真のように冷え込みます。
家の中でも吐く息が白いほどです。
子供が小さい頃お正月の帰省の度に風邪を引くので
いつの頃からか帰省は夏(お盆)になりました。

古民家再生・・経験は乏しいのですが、
古い部材を再利用し建物に残っている記憶を残す『新築』を
目指す事になるのかもしれません。

実家を継いでいるお義兄さん家族がどのような暮らしを
望んでおられるのか・・・これからです。

こうした家に暮らすと(滞在?)、『家とは』と考えます。
都会とか田舎とかで括らず、「一単位としての家族」から
「長い月日を共にする家族」「家族は増えたり減ったりするもの」
そうした歴史を受け止められる『家』はどうあるものかしら?って。

今も、これから先も、ずーっと考え中です。
by atelier-com-i | 2009-01-21 19:35 | 住まいの設計デザイン

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